家を建てた経験上、外構デザインに関しては、先に家を作ってそこに住んでみてから考えたほうが無難だと感じています。
私は、住宅メーカーとの打ち合わせの最中に「ところで外構はどうしますか?」と建築士に訊かれて、いくつか外構デザインのパース(提案)を見せてもらったことがあります。どれも洗練されて素敵だと感じました。
でも家も外構もパースを見るのと実際に出来上がった現物を見るのとでは、イメージがかなり違いそうだと思ったのです。そのため一旦、そのパースは置いておいて、まずは家づくりのほうに専念しました。
その選択が正解だったと気づいたのは、実際に家に住み始めてからです。
当初、住宅メーカーからは、オープン外構を勧められていました。これは私達の予算の関係上そうなっていました。
でも、実際に住み始めると、道路沿いに建てた我が家の場合は、クローズ外構でないと落ち着いて暮らせないことが分かったのです。
もし家づくりと同時に外構工事も行っていたら、間違いなくオープン外構を選んでいました。そうなると、今頃は、交通の往来が激しい道路から、室内が丸見えの落ち着かない家になってしまっていたに違いありません。